好きな人とずっと一緒にいられるとしたら、とても幸せですよね。
しかし「結婚」という将来を見据えた場合、「好きだけど、別れたほうがいいのかな」と考えてしまうことはありませんか。
このような悩みを抱えているのはあなただけではなく、今まで多くの女性が経験してきました。
この記事では、
- 好きだけど別れる理由
- 別れるかどうかの後悔しない見極め方法
この2点を徹底解説していきます。
恋人と別れるべきかどうか悩んでいる方は、自分の選択に後悔しないようにぜひ参考にしてください。
目次
「好きだけど別れる」は将来を見据えた恋にはよくある決断
「好きだけど別れる」という決断は将来を見据えた恋では珍しいことではありません。
恋愛関係は好きという気持ちさえあれば成立しますが、結婚となると話は別です。
恋人時代は気にならなかったことや許せていたことも、結婚相手として考えると「ちょっと無理だな」という場合があります。
結婚は好きという気持ちだけでは成立しないものなのです。
好きだけど別れた経験がある人は意外と多い
好きだけど別れた経験がある人は少数派ではありません。
嫌いになってしまった相手ならともかく、どうして好きな相手と別れてしまうのでしょうか。
それは好きという感情以外の部分でお互いの歯車が噛み合っていないからです。
お互いの歯車がしっかり噛み合っていれば結婚に向けて一直線に進んでいきますが、そうでない相手とは別れてしまいます。
好きだけど別れる男性心理って?
好きだけど別れる理由は何なのか、男女別に以下にまとめました。まずは男性編です。
①価値観が合わない
これらの理由をひとつずつ具体的に解説していきます。
⓵価値観が合わない
価値観が合わないと大小さまざまなことで意見の衝突が起こり、喧嘩が増えます。
意見の食い違いがあった場合はどちらかが折れて歩み寄らなければなりません。
この歩み寄りの程度が許容範囲であれば問題ないのですが、無理をしていると次第に精神的に疲れていきます。
「なんで俺ばかりいつも我慢しなきゃいけないんだ」
このように男性がストレスを感じ始めると、自分と同じ価値観の女性を求めるようになります。
②束縛がひどい
恋人のことが大好きで自分から離れていかないか不安になり、相手の行動を把握しようとする女性がいます。
束縛の度合いがひどすぎる場合、自身の言動を改めたほうがいいです。
「LINEは読んだら即返信して」
「毎日夜は必ず電話して」
このような束縛は男性に窮屈さを与え、「こんな環境から逃げだしたい」と思わせてしまいます。
③仲がよすぎて異性として見れなくなった
喧嘩を全くしない仲良しのカップルは二人の関係が良好なため長続きします。
恋愛の難しいところですが、「仲がよすぎる」というのも逆に別れに繋がる可能性があるのです。
付き合いが長くなるとお互いの距離が近くなり、緊張感もなくなってきますよね。
女性が恋人の男性に恥じらいの気持ちがなくなってくるのと同様に、男性もまた女性を異性として意識することが難しくなる場合があります。
仲がよすぎるあまり、女性を恋人ではなく友達のように感じてしまうと恋人関係を解消しようと考えます。
女性側にも男性に異性として見てもらえるよう、「女性であり続ける」努力が必要です。
④相手に劣等感を感じてしまう
女性も社会に出てバリバリ働く時代ですが、恋愛関係においては「男性が女性をリードするもの」という意識がなんとなく残っていますよね。
どれだけ世の中で男女平等が叫ばれていようと、女性が自分より優れていると引け目を感じてしまう男性は多いようです。
わかりやすい例でいうと学歴と年収でしょう。男性側の精神的な問題ですので、男性側がコンプレックスを自ら克服する必要があります。
⑤結婚相手としては考えられない
恋人としてはOKだけど、結婚相手としてはNGと男性が判断している場合があります。
「結婚相手にはふさわしくない」と判断されてしまう女性の特徴は、
- 性格がわがまま、下品(恥ずかしくて妻として周囲に紹介できない)
- 家事能力が低すぎる(一緒に生活していくうえで最低限度は必要)
- 浪費癖がある(自分の給料を全部使われそうなので、家計を任せられない)
このような点が挙げられるでしょう。
結婚相手として見てもらうためには、「妻としてふさわしい」と思ってもらえるように行動で示さなければなりません。
好きだけど別れる女性心理って?
続いて女性編です。
①価値観が合わない
こうしてみると、男女で同じ理由もあれば異なる理由もありますね。
①価値観が合わない
男性と同様に、女性も価値観が合わない男性とは別れを選びます。
たとえば物事に対する考え方や家族計画などの将来設計などで意見が合わないことが多いと大変です。
自分の意見をはっきり主張することが苦手な女性ほど我慢に我慢を重ね、やがてそのストレスが限界を迎えてしまいます。
②浮気癖がある
恋人がいるにもかかわらず、すぐに他の女性に目移りしてしまう、いわゆる浮気癖がある男性も結婚相手には選ばれません。
浮気を繰り返す男性と幸せな家庭を築ける女性はいないからです。
浮気以外の部分がどんなに好きでも、「結婚相手は自分を一途に思ってくれる人がいい」と女性は考えます。
③束縛がひどい
束縛をしてしまうのは女性だけではなく、男性も同じです。大好きな彼女を他の男性に取られたくない一心で、自分の監視下に置こうとします。
「自分以外の男性としゃべるな」
「一日の予定を必ず報告するように」
このような束縛に耐えられなくなった女性は、束縛男の監視から逃げ出すために別れを選択します。
④相手のプライドが高すぎて付き合いきれない
プライドが高すぎる男性は一緒にいると疲れます。
プライドの高い男性はそのプライドの高さゆえに自分の間違いを認めず、自分から謝ることをしません。
女性の意見に耳を貸さず、自分の意見こそが正しいと思っています。
こんな男性と一緒にいると女性はいつも我慢を強いられ、ストレスが溜まる一方です。
男性に合わせて我慢ばかりの状態に嫌気が差し、女性は離れていきます。
⑤結婚の気配がない
女性が「結婚したい」とアピールしても男性が全く取り合ってくれなければ、女性は次第に失望を感じるようになります。
結婚願望が全くない男性に淡い希望を抱き続けるのは時間の無駄だからです。
将来的に子どもも欲しいと考えているなら、そんなに悠長に構えているわけにもいきませんよね。
結婚してくれる気配のない恋人とは別れて、結婚を真剣に考えてくれる新しい恋人を探そうと女性が考えるのは自然なことです。
「好きだけど別れたほうがいい?」後悔しない見極め方法
好きだけど別れを決断する理由を男女別に紹介しましたが、別れを決断することは容易ではありません。
「好き」という気持ちがある以上、そんなに簡単に割り切れるものではないからです。
そこで、好きだけど別れたほうがいいのかどうか決心がつかないときに役立つ、後悔しないための見極め方法をお伝えします。
現状を整理して自問自答しよう
まずは一度冷静に現状を整理しましょう。一時の感情に任せた判断は後々後悔することが多いです。
- 相手から「大切にされている」と感じる?
- 2人で冷静に話し合って解決できる?
- 2人が幸せになっている将来を想像できる?
- 友人や家族にお互いを紹介できる?
- なんとなく”情で一緒にいるだけ”になっていないか?
上記の項目を自分の中で落ち着いて振り返ってみてください。
相手から「大切にされている」と感じる?
あなたは恋人から大切にされていると感じるでしょうか。
いつも自分のことを優先してあなたをないがしろにする場合は、相手はあなたのことをそれほど大切だと思っていないかもしれません。
長く付き合っていれば、付き合った当初に比べるとあなたへの接し方がフランクになるのは当然です。
しかし「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、雑な扱いをしていいわけではありません。
あなたのことをきちんと尊重して大切にしてくれる人を選んでください。
2人で冷静に話し合って解決できる?
あなたが今不満に思っていることは、2人で話し合えば解決できることでしょうか。
あなたが伝えることではじめて、相手があなたの不満を認識する場合もあります。
問題点をきちんと話し合える関係性を築けているのなら、まずは自分の胸の内を打ち明けてみましょう。
もしかしたら相手にもあなたに改善してほしいと思っていたことがあるかもしれません。
お互いの思いを打ち明けることで絆がより強くなることもあります。
2人が幸せになっている将来を想像できる?
2人が一緒にいる未来を想像してみてください。幸せな将来を具体的にイメージできますか?
「夫婦になった姿や、2人の間に子どもがいることが想像できない」
「今後も喧嘩や衝突が多そう」
このようなマイナスなことばかりが浮かんでくる場合は、結婚相手としてはふさわしくないでしょう。
幸せな結婚のためにも、明るい未来を描ける人を探したほうがよさそうです。
友人や家族にお互いを紹介できる?
あなたの恋人は友人や家族に自信を持って紹介できる人ですか?
性格に難があったり、言動が下品だったりして紹介するには恥ずかしいと感じる要素がある場合は、結婚相手には不向きです。
夫婦になればお互いの友達や家族とも関わりを持って生きていくことになります。
お互いのコミュニティに紹介できない相手と結婚すると、結婚生活に不都合が生じてくるでしょう。
なんとなく”情で一緒にいるだけ”になっていないか?
付き合いが長いために情が湧いてしまい、特段の別れる理由もないために一緒にいるという状況になっていませんか?
気心知れた相手だと気を遣わなくていいので居心地がいいですよね。
しかしただなんとなく一緒にいる状況を変えなければ、だらだらと無意味な時間を過ごすことになります。
時間は無限にあるわけではありません。結婚という次のステップに進みたいなら、今後どうするかを一度相手と話し合いましょう。
相手が状況を変えるつもりがなければ関係を清算して次に進んでください。
付き合いの長い友人に相談してみよう
自分ひとりで決断するのが難しいなら、付き合いの長い友人に相談してみてください。
ひとりで悩み続けていると、どうしても物事に対する視野が狭くなりがちです。
そんなとき、第三者である友人の意見はあなたの迷いを断ち切る手助けをしてくれるはずです。
付き合いが長いからこそあなたという人をよく理解してくれていますし、あなたのためを思って真剣にアドバイスを送ってくれるでしょう。
異性の友人の意見を聞いてみるのもアリ
同性だけでなく異性の友人の意見も参考になります。
同性の友人は同じ目線でのアドバイスになりますが、異性の場合は違った視点からアドバイスを送ってくれるでしょう。
医療においてもセカンドオピニオンという言葉がありますよね。複数の意見に耳を傾けることで、自分にとってよりよい判断が可能になります。
イメージチェンジして相手の反応を見てみよう
付き合っている期間が長くなり相手との関係がマンネリ化している場合は、何か変化を起こすと状況が好転する場合があります。
思い切って髪を切ってみたり、服装やメイクのテイストを変えてみたりして、イメージチェンジを図ってみてはどうでしょうか。
そして仕事に意欲的に取り組む姿や、新しい習い事や趣味を始めて活き活きとする姿を彼に見せつけましょう。
「私はあなたがいなくても大丈夫なのよ」という姿を行動で示し、相手の反応をうかがいます。
もし手ごたえがあれば考え直してみるのもアリ
恋人(=あなた)が自分から離れていくことはないという安心感に相手が浸っていた場合、変わっていくあなたを見ると焦り始めます。
あなたが離れていくかもしれないという危機感を持つからです。別れたくないと思ってくれているなら、あなたへの態度も改めるでしょう。
あなたが離れていかないように一気に結婚へと舵を切ってくれる可能性もあります。
彼の態度に変化があり手ごたえを感じられた場合は、別れることを考え直してみるのもアリです。
別れた後の自分を想像してみよう
別れることに迷いがある場合は、別れた後の自分を想像してみましょう。別れてシングルに戻った自分はどんな毎日を送っているでしょうか。
仕事に一生懸命取り組んで、やりがいを感じながら働いている自分。
空いた時間で資格の勉強をしてスキルアップに励んでいる自分。
新しい恋を前向きに探している自分。
どんな自分が想像できますか?
別れを選んだ自分と今の自分のどちらが好きか考えてみる
別れを選んだ自分と今の自分のどちらが好きか考えてみてください。
どれだけ迷っても自分の身体はひとつしかないので、最終的にはどちらかを選択しなければなりません。
そのような場合、好きだと思える自分を選びたいですよね。
別れを選んだ自分が今より輝いて見えたなら、別れることがあなたにとってよりよい選択と言えるでしょう。
「好きだけど別れた」経験談を紹介
「好きだけど別れた」経験を持つ女性にインタビューを行いましたので紹介します。
「好きだったのに別れを決意した理由」と「別れたことを今どう思っているか」の2点について話していただきました。
経験談①:相手の気持ちが自分にないとわかった女性
自分の気持ちは好きだったが、相手の気持ちが自分にもうないのがわかったので。相手から別れは切り出さなかったけど自分が辛かったです。
【別れたことを今どう思っているか】
自分が好きだった人は今でも思い出すことはあります。
自分が好きで相手に気持ちがないまま付き合っていてもいつかは別れが来ると思うし、不安なままずっといるのは自分が辛くなります。そういう気持ちになったら、相手に気持ちを確認してずるずるしないで早く答えを出した方が良いと思います。
なかなか忘れられないけど、時間が解決してくれました。
経験談②:自分に結婚願望がなかった女性
彼はすぐにでも結婚したいと思っていたが、私は好きだけどまだ結婚したいという気持ちになれなかったから。
【別れたことを今どう思っているか】
相手の方に申し訳ないと思っています。別れた後に、仕事を1年休んで大学院に入ったと聞きました。
親にもいろいろ言われたようで、私が思っていたよりももっと、彼は私のことを真剣に考えてくれていたことに気が付きました。
経験談③:お互いの環境の変化によるすれ違いを心配した女性
相手の方は社会人になるタイミング、私は大学受験があるタイミングと、2人して忙しくなることが予期でき、すれ違って喧嘩になるくらいなら別れた方が良いと判断したので。
【別れたことを今どう思っているか】
正直なところ、後悔していないとは言いきれません。お互いうまくやりくりすれば、関係にひびを入れることなく仲良くしていられたのかもしれないと思ってしまうからです。
しかしながら、今はもう復縁する気が双方ないため、いい思い出として留めておきたいです。
経験談④:結婚して子どもが欲しかった女性
3年付き合っている彼は結婚する気がないとハッキリわかりました。
どうしても結婚して子どもを産みたいと思っていたので好きだけど別れました。
【別れたことを今どう思っているか】
今は結婚して子どもを産んでとても幸せなので、あの時彼と別れたことは間違いではなかったと思っています。
子どもを産んでからは子どもがいない生活は考えられないですし、彼とあのまま付き合っていても幸せになれなかったと思います。
今回は4名の女性の経験談を紹介しましたが、どの女性もさまざまな葛藤を抱えつつ決断されていました。
誰しもが別れに後悔はないとハッキリ言えるわけではなく、引きずる思いを持ちながらも前に進んでいらっしゃいます。
お互いの将来を考えつつ後悔のない選択をしよう
「好きだけど別れる」という選択は、一見矛盾しているようにも感じます。
しかし将来を見据えたお付き合いでは珍しいことではありません。
「結婚」は一生の中でも最も大きなイベントのひとつです。
自分の将来に深く関わるイベントだからこそ、後悔のない選択が求められます。
お互いの将来を考えて、一緒にいるほうがいいのか、別れて別々の道を歩んだほうがいいのかを見極めていきましょう。
恋人と別れるべきか悩んでいる女性が後悔のない選択をするために、この記事が少しでも役立ちましたら幸いです。
solosolo編集部:ricosumi
婚活・恋愛系ライター。マッチングアプリで出会った相手と結婚。結婚したい女性に役立つ記事を書きます。