婚活女性であれば、選択肢の一つとして結婚相談所を検討しますよね。
でも、安い買い物ではないし詐欺があるイメージもある結婚相談所。
実際のところはどうなのでしょうか?
結婚相談所で起こる詐欺のパターンと対処法を紹介していきます。
結婚相談所で詐欺ってあるの?
基本的に、結婚相談所で詐欺にあうことはほぼありません。
なぜならば、結婚相談所に入会するには独身証明書の提出や本人確認が必須だからです。
しかし、100%ないとは言い切れないのもまた事実。
中には、残念ながら詐欺にあう人もいます。
お金や時間をかける分、せっかくの婚活を無駄にはしたくないですよね。
結婚相談所で起こりうる詐欺のパターンを知ることが、被害を防ぐ第一歩になります。
実際にあった詐欺事例①結婚相談所代表が会員と共謀して男性から金銭を搾取
2016年3月千葉県船橋市で、結婚相談所代表と女性会員が共謀して男性会員から複数回にわたり合計約3,400万円にも上る金銭をだまし取り逮捕された事件が起こりました。
カネをだまし取る目的で交際・結婚した無職男性(66)=旭市=から現金約3400万円をだまし取ったとして、旭署は16日、詐欺の疑いで元妻の自称無職の女(51)=東京都品川区=を書類送検し、同容疑で船橋市宮本にある結婚相談所「ブライダルティアラ」代表、清埜弘子容疑者(52)=同市薬円台=を逮捕・送検したと発表した。
被害者男性は同結婚相談所が主催した婚活パーティーで女性と出会い、翌年に結婚。女性は最初から金銭をだまし取ることが目的で交際し結婚にいたりましたが、罪悪感が募り男性にすべてを告白したことで犯行が明るみに出ました。
実際にあった詐欺事例②結婚相談所なのに男性会員ゼロ
2019年3月、中高年向けのネット型結婚相談所の代表が実際には「男性会員ゼロ」であるにも関わらず、医師や弁護士、会社経営者などのハイクラスな男性会員が多く登録しているかのように嘘をつき、女性会員から活動費として数百万の金銭をだまし取ったとして逮捕されました。
結婚相談所でありながら、男性会員はゼロだったという。にもかかわらず、会社経営者や医師、弁護士など社会的地位の高い男性がいるように虚飾し、「すてきな50代と60代の男性会員が入会されました」などと虚偽のメールを女性(当時49)に送信し、金銭をだまし取ったとして、結婚相談所「ロータリーマリッジ倶楽部」の実質運営者の吉田しおり容疑者(65)が2月20日、警視庁碑文谷署に詐欺容疑で逮捕された。
まじめな出会いを求める中高年女性をターゲットに置き、社会的地位の高い男性会員を餌に女性の婚活意欲をたきつけて、たった1年半で女性会員から約700万円もの入金を得ていたとのこと。
入会金15万円、月会費2万円とごく一般的な料金設定で会員を募り、ハイクラスな男性を出しに女性の気持ちを手玉に取って金銭を搾取する行為は、最近横行している「国際ロマンス詐欺」と非常に似た手口です。
結婚相談所自体に問題がある場合
結婚相談所の詐欺には、2つのパターンがあります。
それは「結婚相談所に問題がある場合」と「会員に問題がある場合」。
まずは、結婚相談所に問題がある場合の詐欺の手口をご説明していきます。
- 契約内容と違ったサービスを提供される
- 高額な金額を払ったにも関わらず連絡が取れなくなる
- 初期コストが安かったにも関わらず、追加で料金を逐一請求される
契約内容と違ったサービスを提供される
各結婚相談所や、契約するプランによってその内容は違います。
具体的には、料金や1カ月の紹介人数・サービス内容など。
しかし、入会後に契約した内容が明らかに違うという詐欺があります。
契約内容が違うと、聞いていなかった料金が発生する場合もあるので注意が必要。
契約前の段階で、不明な点は必ず質問しサービス内容をハッキリさせておくことが大切です。
高額な金額を払ったにも関わらず連絡が取れなくなる
高額な入会金を払った後に、突然連絡が取れなくなるパターン。典型的な詐欺です。
契約前までは、「絶対に結婚できます」「3カ月で成婚できます」などの甘い言葉で契約を持ちかけてきます。
しかし、いざ契約して料金を支払った途端連絡が付かなくなるのです。
幸せな結婚への期待を膨らませていた分、精神的にかなりショックを受けてしまいますよね。
カウンセラーの言葉だけではなく、しっかりと正式な店舗や実績があるのかを調べるのが重要です。
初期コストが安かったにも関わらず、追加で料金を逐一請求される
「安く入会できる」という触れ込みで契約下にも関わらず、入会後に多くの金額を請求されるパターンです。
契約内容の説明がハッキリしていなかったり、初期費用ばかり強調してくる場合は注意!
契約前のカウンセリングで、料金体系が明確になっているかを確認してください。
また、疑問に思った部分や退会時にかかる費用などきちんと質問しておきましょう。
曖昧な返答しか得られなかった場合は、その結婚相談所は辞めておくのが賢明です。
結婚相談所の会員に問題がある場合
結婚相談所自体は問題ない一方、相談所の会員に詐欺が紛れ込んでいる可能性もあります
冷静に相手を見極めたり、不安な時はコンシェルジュに相談することが大切です。
結婚相談所にいる詐欺師は以下のような人です。
- マルチやネズミ講の会員
- 美人局の会員
- 宗教に勧誘される
マルチやネズミ講の会員
これが一番よくあるパターンでしょう。
マルチとは、ある商品を購入し他人に買ってもらうと紹介料が入るというビジネスモデル。
ネズミ講はマルチと同じような仕組みですが、実際に商品が存在しないものをいいます。
マルチやネズミ講の会員は、初めはとても誠実で素敵な人を装って近づいてきます。
そして、デートを重ね相手の信頼を掴めたと感じてから誘い込むのです。
また、「自分が尊敬している知り合いに会って欲しい」などと会場に連れて行かれる場合もあります。
「せっかくこんな素敵な人と出会えたんだから…」と別れるのがいやで誘いに乗ってしまう人もいます。
しかし、そのままでは夢見ていた幸せな結婚から遠のくばかり。
少しでも怪しいと感じたら、ハッキリとお断りし連絡を断ちましょう。
美人局の会員
美人局(つつもたせ)とは、男性を誘惑して、相手がその気になった時に強面の男性が出てきて金銭を要求する脅しの手口です。
昔からある手法で、映画やドラマでみたことがある人も多いのではないでしょうか?
実際に結婚する気はないにも関わらず、相手をその気にさせてお金を騙し取るのですが基本的に泣き寝入りするパターンが多いそう。
そうならないためにも常に警戒心は忘れずに持っておきましょう。
特に、積極的に身体の関係を持とうとしてくる相手は要注意!
デートはお茶だけにするなど誠実なお付き合いをするのも一つの作戦です。
宗教に勧誘される
デートを進めていくと、お互いの結婚観や人生観を話し合いますよね。
将来を考える上でとても大切な話です。
中には、そこから宗教に勧誘してくる会員がいる場合もあるのです。
日本は宗教の自由があるので、自分の宗教について語ることは全く問題ではありません。
しかし、それを他人に強要するのはNG。
宗教によっては、結婚や子供、生活習慣に決まりがあるものもあります。
自分の信仰は自分で決めるものです。
「自分のことが好きだと思うのなら、あなたも」と勧誘してくる相手とはお別れした方がよいでしょう。
詐欺に遭わないための対処法は?
さて、少なからず結婚相談所に詐欺があるということはわかっていただけたかと思います。
では、どうやって気をつければいいのでしょうか?
具体的な対処法を紹介していきます。
- うますぎる話は怪しむ
- 口コミや実績のない相談所は利用しない
- HPや実態のない結婚相談所は利用しない
- マル適マークを取得している相談所を選ぶ
うますぎる話は怪しむ
うますぎる話は怪しむようにしましょう。
「必ず3ヶ月でお金持ちや美人と結婚できる」という謳い文句。
または、安すぎる金額で入会できる、ありえないほどハイスペックな人が言い寄ってくるなど。
明確な実績があればいいですが、現実的にあり得るのかを自分で考えるのが大切です。
また、結婚相談所のスタッフの言葉だけではなく、口コミや評判をチェックしましょう。
その場の雰囲気に流されずに、冷静に判断するのがポイントです。
口コミや実績のない相談所は利用しない
いい口コミ・悪い口コミ問わず、そもそも口コミがない結婚相談所は避けましょう。
しっかりした結婚相談所であれば、ネットで評判を調べることができます。
口コミがあるということは、それなりに入会者がいて実績があるということ。
自分だけで判断するのではなく、他の利用者の声を参考にするのも良いでしょう。
口コミや実績をいくら調べても出てこない相談所は怪しいと判断してよいでしょう。
当サイトでも、安全な結婚相談所の情報や評判をまとめているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
HPや実態のない結婚相談所は利用しない
まずは、利用しようとしている結婚相談所をよく調べましょう。
入会前にしっかり情報を得るのが重要です。
料金や成婚率も大事ですが「HPがあるのかないのか、住所や電話番号などは正しいのか。」をチェックしてみてください。詐欺に合わないためには、結婚相談所の実態を調べるのがポイント。
入会前に資料を請求したり、実店舗があるか確認の意味でもカウンセリングに足を運んでみることをおすすめします。
マル適マークを取得している相談所を選ぶ
マル適マークとは、「結婚相手紹介サービス業に関するガイドライン」を満たしている業者にのみ発行されるマークです。
さらに、特定商取引法や個人情報保護法を守っている証明でもあります。
大手の結婚相談所は、ほとんどマル適マークを持っています。
このマークを持っている企業はHPなどに記載があるのでチェックしてみてください。
マル適マークがあれば、安心して利用できる結婚相談所だと判断してよいでしょう。
相手が怪しい場合はコンシェルジュに相談する
結婚相談所には、コンシェルジュがいます。
コンシェルジュは、基本的に会員1人1人に担当者がついてくれる仕組みです。
アドバイスをくれたり相談を聞いてくれたりと、婚活をサポートしてくれます。
結婚相談所で出会った相手に違和感を感じたら、担当コンシェルジュにすぐ相談しましょう。
また、相手に好意を持っていた場合冷静に判断できないこともあります。
コンシェルジュに相談することで、客観的な意見をアドバイスしてくれるでしょう。
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結婚相談所に入会する前にホームページや口コミをしっかり調べよう
はじめにお伝えしましたが、結婚相談所で詐欺にあう可能性はほとんどありません。
しかし、今回紹介したような詐欺のパターンがあるのも事実。警戒心を持っておくことは大切です。
結婚相談所に入会する時は、HPや評判をしっかり調べるようにしましょう。
また、入会後も感情に流されず、常に相手を冷静に見る意識を持ってください。
詐欺のパターンと対処法を知っておくことで、安全な婚活ができるでしょう。
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